各種鑑定調査
明白な証拠の提示やストーカーやいたずらなどからのプライバシーの防衛に各種鑑定は欠かせません。当社は専門機関との業務提携により様々な鑑定調査を行っています。
DNA鑑定
血液などの細胞核から遺伝子の本体であるDNAを取り出し、他の人物などのDNAと比較を行い、親子の関係があるかなど個人を識別する現在最も信頼度の高い鑑定の方法です。
DNAは人体を構成する全細胞の核の中に含まれていて、その内容は同じ人物の細胞であれば全く同じものなので、「血液からでないとDNAが採取できない」わけではありません。精液や髪の毛、唾液などからもDNAを鑑定することができます。
次のような場合にDNA鑑定は有効です。
- 自分にストーカー行為をしている男が自宅に勝手に侵入した形跡がある。落ちている髪がその男の髪であるか確認したい。
- 子どもの血液型が私や夫からは産まれない型だった。顔も家族の誰にも似ていないし・・・産院で取り違えられたかもしれないから、確かめたい。
- 子供を授かったけど、父親が誰か分からない。まだお腹の中にいるけどはっきりさせておきたい。
これまでの調査の例
依頼者:Kさん(37) 会社員男性
Kさんは2年ほど前ある女性と浮気をしていた。その後は別れ今まで会うことがなかったのだが、3日前に、その女性から急に連絡が入った。Kさんとの間の子供ができ、すでに生まれているので認知してほしいという連絡だった。すでに2年も経っていて事実関係がはっきりしないということもあり、Kさんはその子供が本当に自分の子供であるのか確認するため、調査を依頼した。
調査期間:約2週間
子供のDNAをある方法で採取し、その後、提携先の検査機関に持って行き、結果を待った。
調査結果
検査の結果、Kさんとその子供との間に、同じDNAは見つからなかった。その子供はおそらく他の男性との間の子であるのだろう。Kさんはこの結果を元に認知の申し込みを拒否した。
文書・筆跡鑑定
文章・筆跡鑑定とは記載者が不明の筆跡(鑑定資料)と記載者が分かっている筆跡(対象資料)を比較することによって、それが同一人物によって書かれたものか判定することを主に言います。
筆跡鑑定はこれまでは伝統的筆跡鑑定法というのが主流で、鑑定人の勘と経験にたよる部分が多い非科学的な方法でした。しかし現在では数値解析方が広く普及しています。これはコンピューターによりくせや特徴、筆圧などを解析しているので、平成18年では3文字で99.99%の識別能力があると発表されました。裁判でも有効な資料として科捜研でも広く行われている鑑定方法です。
指紋鑑定
現在、捜査機関などで広く行われている指紋鑑定方法は特徴点鑑定法というもので、特徴点間の位置や距離・角度を測り鑑定を行い、12点の一致が見られれば同一人物とみなしています。
12点が一致するのは確立としては1/1兆のであり、地球の全人口を上回るので確立上は一致することはありえず信頼のおける鑑定方法です。
当社ではこの個人識別に次の声紋・音声鑑定を加えて、いたずら電話からストーカー対策まで、あらゆる防衛策にお応えしています。
声紋・音声鑑定
データのデジタル化の進化により、声紋鑑定も急速に進化しています。声紋・音声鑑定は裁判資料としても有効で、証拠能力が高いものとして認識されています。
また本人識別のセキュリティ認証に音声は使われておりその制度は99~99.9%といわれています。識別だけでなく男女の区別はもちろん、だいたいの体格、顔の骨格も分かります。
調査を行っていくうえでの証拠収集において鑑定は重要な役割を占めます。アビリティオフィスは専門機関との業務提携により様々な鑑定調査が可能ですので、お悩みごとなどございましたら、どうぞ安心してご依頼ください。